「雪乃さんっすよね?」 なんであたしの名前…… 「奈々から聞いたの?」 「それもありますけど、噂で有名っすからね!」 あぁ……春輝との噂か…。 1年のとこまで広まってるんだ…。 「朝陽――!!」 またまた爽やか男子がこっちに走ってきた。 「蜜夜!どーした?」 「おまえ、ケータイ忘れてたぞ。」 「おぉ!サンキュ。」 あたしと奈々は顔を見合わせてハテナマークを浮かべていた。