パニックになりながらも水面を見ると、見覚えのあるシルエットが浮き出ていた。
細長くて、ヒレがあって……。
「あ……!あぁっ……ああ……!」
ザッパーンッ!!
海中からジャンプした細長くてヒレがある生物……それは、“サメ”だった。
開いた大きな口の中には、“私の右足だったモノ”がすっぽりとおさまっている。
「いやぁぁぁあっ!!!」
痛みと恐怖が入り混じった叫び声をあげると、サメはまた海中に潜り込み、――ガブッ。
私の左足を。
食いちぎったのです。
2 [海] -了-
細長くて、ヒレがあって……。
「あ……!あぁっ……ああ……!」
ザッパーンッ!!
海中からジャンプした細長くてヒレがある生物……それは、“サメ”だった。
開いた大きな口の中には、“私の右足だったモノ”がすっぽりとおさまっている。
「いやぁぁぁあっ!!!」
痛みと恐怖が入り混じった叫び声をあげると、サメはまた海中に潜り込み、――ガブッ。
私の左足を。
食いちぎったのです。
2 [海] -了-