陰から見守っていたらしいマツさんが駆け寄ってきた。 「違うよ…」 「綺麗な方ですね~。」 話、かみ合ってないよ。 「もう一度言うけど、彼氏じゃあないからね」 「ではなぜ、送っていただいたのですか?」 グイグイくるなー。 それから、事細かく根掘り葉掘り聞かれて、全て答える羽目になってしまった。 菫にも言ってないのに…。 菫には明日話そうかな。 「あたしも図書室行く!!」って言いそうだなあ…。