それからも、僕たちは人目を盗むようにこっそりと、
許される限りの時間を一緒に過ごした。
そして、季節は移り
青々と茂っていた桜の葉は
紅葉を迎え、
生徒たちの制服も、夏服から冬服へと変わった。
学校では二学期の中間テストが終わり、僕には慌ただしい日々が続く。
そんな中でも奈菜と過ごす時間は特別で、奈菜の笑顔は僕の疲れを癒やしてくれた。
何でもないような些細なやり取りや、名前を呼び合うだけで心が満たされる。
たまに手をつないで
キスをして。
それがいつの間にか当たり前になって、一緒にいることに安らぎを覚え始めた。
そして、僕の忙しい日々も落ち着いてきた週末、
奈菜がずっと来たいと言っていた僕の家に奈菜は来る事になった。



