僕の愛した生徒



部活の片付けを終えた僕は職員室に戻り、自分の椅子に深く腰を掛けた。



久々に出る部活は疲れる。

それに30才を越えた僕が生徒たちと一緒に走るのは正直キツい。

しかし、口だけを動かしても生徒たちは納得しないからな。





しばらく休憩をした僕はスーツに着替えるのも面倒になって、ジャージのまま、スーツを手に持ち職員室を後にした。




そして職員用玄関に向かう途中で

顔が隠れてしまうほどの沢山の洗濯物を抱え、合宿所に向かって歩く藤岡の姿が僕の目に飛び込んできた。


僕はそれを横目に廊下を歩く。


そして車に着き、後部座席に荷物を適当に放り込んで運転席に座った。



車内の時計は既に20時を過ぎている。





藤岡はこれから洗濯するのか?

あれだけの量を今日も一人で?






車を降りた僕の足は合宿所に向かっていた。