もし、そうならば……
これは
僕の全部を受け入れようとした
奈菜の
最初で最後の
…大きな嘘……
それが奈菜の……
僕への想いのカタチ。
僕の視界は滲んでいく。
それと同時に、鎮まることを知らない鼓動が僕に
奈菜への想い…その深さを教えてくれる。
今ならまだ、僕の手は奈菜に届くだろう。
でも……
もう、手を伸ばしてはいけない。
想いを届けてはいけない。
奈菜の思いを無駄にしない為にも。
だから
最後に……
せめて奈菜が目を覚ます前に……
「奈菜……好きだよ」
僕はこれからも
君だけを想ってる……
僕は奈菜の額にキスを一つ落とした。



