僕の愛した生徒



僕たちはそのまま他愛のない世間話をし、その中で僕は昨日のことを話すタイミングをうかがった。


藤岡は手を休めることなく動き、時折、雑に汗を拭いながら洗濯物を手慣れた手つきで干していく。



思えば

こんなに藤岡と話をしたことなんてなかった。




藤岡は僕に背中を向けているので
その表情は見えないが、
口調でなんとなく想像出来る。



藤岡は僕が思っていた、
物静かであまり笑わないイメージと違っていて、
意外に話し上手で、よく笑った。




そして

会話が一段落したところで僕は切り出した。