僕の愛した生徒



結局、翌日もその次の日も奈菜には会えず、電話とメールだけのやり取り。

せめて夢の中だけでも会いたいと願うけど、そんな都合よく叶うわけもない。



たった数日、されど数日。

会えない時間に積もる奈菜への想い。

それに比例するように、
いや…もっと…それ以上に切なさは増していく。

焦がれるような恋は何度かしてきた僕。

でも、こんなに胸が締め付けられるように辛いのは初めて。



やり切れない思いを持て余す僕は
俯き頭を抱え、下唇を噛んだ。





ようやく奈菜と会えたのは
その2日後。


穏やかな視聴覚室。

僕たちは下らないことで笑い合い
たくさんの話をして、まるで会えなかった時間を埋めるように、何度も唇を重ねた。

そして、クリスマスの日に約束をしていた、奈菜のプレゼント選びに出かける日を決め、僕たちは別れた。