さすがに歩きまわるのにヒールはオカシイだろうとパンプスにしたものの…… 「だあっ、走りにくいっ!」 だけど文句なんて言ってる暇があれば足を動かさなければ。 日頃履かない靴プラス走ったおかげでゼイゼイと息を切らしながら。 夏川さんの車を見つけた時は待ち合わせ時間ジャスト。 「おはよう。なんか朝からお疲れ?」 「はぁ、はぁ、はいっ、ゼイゼイ」 運転席から身を乗り出してドアを開けてくれ、息を切らした私を見て笑っている夏川さん。 チラッと見える姿。 あーっ、やっぱり私の考えは正しかった。