それに気付いてるはずの彼は、そんな素振りを全く見せない。 うん、彼女なら鼻高々なんだろうな。 お勧めのデザートを注文するのも堂に入っていて。 なんだか少しだけ周りが夏川さんに憧れる気持ちが分かるかもしれない。 なんて、考えてた私。 現実を見せられたのは会計の時。 「先に出てていいよ。今日は奢りだし」 そういって促され、入口近くまで来た私は、チラッと振り返ってみた。 そして見た。 レジに表示されていた金額。 ゼロが3つ。 その前に数字が2つ。 明らかに秋山さんとの食事3回分以上だ。