ユキ先輩の問いかけに、まさか本人を前にして嫌とは言えない。 それに今、口にしたのが紛れもない本心。 「大丈夫だって。別にやましいことないし」 夏川さんの笑みはまさに神々しくて。 いや、だから…… それがね? 「じゃあ、決定!予定ないんでしょ?」 「な、ナイデスケド」 「ブブッ、棒読みだし。じゃあ夕方予定空けといて?」 「……ふぁい」 用件が済んだとばかりに立ちあがった夏川さんは、自分の席に戻ってすぐに仕事を始め出していて。 そこにはもうさっきの笑みはない。 完全に仕事モードだ。