こんなやり取りはいつものこと。 2歳年上の秋山さんは気を使わなくて、楽チン。 本人も実は言うほど気にしてないってのも知っている。 『敬語なしね。俺、苦手だから』 入社初日にそう言われた。 彼の人柄のせいか、それから1カ月後には敬語がすっかりなくなっていた。 そして今日までそれは変わらず。 「で、何?さっきの」 「さっき?」 「ほら、モテる男がどうこうってセリフ」 あぁっと頷いた秋山さんが再び視線を送る先。 課長からお酌を受けている夏川さんだ。