「あら、リサちゃん達も今日はお寿司?」


「お疲れ様でーす。そうなんです。今日は握りを食べたいなぁって」



リサ先輩を筆頭にカオリも入れて4人。


美人ばっかりが入って来たのでカウンターにいる大将の顔が心なしか綻んでいる。


そんな大将に「ランチセット4つ」と笑顔で声をかけるリサ先輩。


奥の座敷に案内され、全員がユキ先輩に頭を下げて奥へ向かっていった。



カオリも会釈をして、私に笑いかけてから一番最後を歩いていて。


その背中をユキ先輩と眺めていた。



「そういえば、今日更衣室で聞いたんだけど」


「ん?」


「ナッちゃん、彼女出来たんだって?」