「昨日はごめん」
「気にすんな。その、体調が悪いなんて気付かなかったし。もう大丈夫か?」
「うん。しっかり寝たからもう大丈夫」
月曜日。
私はキーボードを叩きながら。
秋山さんはファイルに目を通しながら。
互いに顔を見ずに進む会話。
今日がいつもの私なら。
昨日はある意味、非日常的な出来事。
――――あの後
秋山さんと夏川さんが私達の元へ戻ってきた。
サヨさんは人混みのせいで気分が悪くなったんだと説明してくれた。
すぐに夏川さんが車を動かしてくれて。
家のすぐ近くまで送ってもらった。
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