「あー、何だか悪い気がしてきた」 「いっ、いいんじゃない?」 夏川さんによって強引に奪われた紙袋。 そして2人の背中を見送った秋山さんに、なんて言っていいのか分からない。 これからモテ男の夏川さんがサヨさんに告白するって知ったら…… 秋山さんはどんな顔をするんだろう? 「あっ、何か飲む?」 「山本は何飲んでたんだ?」 「あれ」 指差したのは、さっき夏川さんが並んでくれたお店。 ずっと座っていた私は、夏川さんの座っていたスペースへ腰を下ろした秋山さんと入れ替わるように立ちあがる。