「近くで撮影かな?」
「モデルさん達が駅で待ち合わせ?それともどこかで撮影が始まってるとか?」
「えーっ、カメラある?」
なんて会話が聞こえていても。
そこに加わる事の出来ない現実。
なんだか自分だけが完全に蚊帳の外で。
思わず笑ってしまう……
「エリちゃ―ん!」
そんな中、名前を呼ばれて数人の視線が彼ら3人から外される。
手を振っているサヨさんの視線を追うように、今度は私へ向けられて。
足が完全に固まる。
動けない。
ってか、どういう顔すりゃいいんだ?
夏川さんが秋山さんの元へ向かい、サヨが首を傾げながらこっちへ向かってくる。
サヨさんへ初めて感じた気持ち……

