頬を少しだけ赤らめていて。 そして不安そうに揺れる瞳。 夏川さんはサヨさんが好きで。 すごく大切な人。 だからこそ、サヨさんの気持ちがどうなのかを知りたいと。 そう考えるのはむしろ自然な事。 だけど、夏川さんなら自分からはっきりと言いそうなのに。 そう呟いた時、彼は実に当たり前だといわばんばかりに…… 『振られたら、もうアイツと冗談も言えなくなるし。それが一番怖いんだよな』 ポツリとそう言って髪を掻きあげていた。 サヨさんとは中学からだから10年以上の付き合いだと。