「どーぞ、エリお嬢様」
「ブブッ、ありがと、じい」
「えーっ、じい?執事がいいなぁ」
「執事って顔じゃないじゃん」
そんな下らない会話をしながら事務所に入る。
それぞれの机の上にあるカップをトレイの上に乗せて回収中。
と、思わずカップに伸ばす手を止めてしまった。
「どしたの?」
「んーっ、いや」
秋山さんが珍しく難しい顔をしていて。
思わず後ろからパソコンの画面を覗きこむ。
……けど。
「あれ?仕事じゃない?」
「だって、今休み時間だし」
「まぁ、そうだけど。難しい顔してたからさ」
「そう?」
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