そしてしばらくたったある日、アイリスは聞きました。 「アイリスは、シャイン様が好きです。 シャイン様は・・・アイリスのこと好きですか?」 「あぁ、好きだよ」 その言葉にアイリスは、嬉しくなっていました。 このときはまだ、少し悲しげに言ったシャインの本当の心を知らなかったのです・・・ 「んっ・・」 不意に夜目覚めてしまったアイリス。 部屋を出て、ロビーに向かった。 ベランダにシャイン様の姿を見つけ、駆け寄ろうとしました。 しかし、途中でその足は止まりました。