練習が終わると、いつも、
1年生はみんな一緒に、帰っていた。
もっとも、校門を出ると、華子たちは、
車で帰ってしまうのだが。
桃子も、同じ方向に、駅があるということで
一緒に乗せてもらっていた。
佐紀達、港南のメンバーは、徒歩通学なので
歩いて帰っていた。
今日も、1年生全員集まって、
体育館から出て来た。
話題はもっぱら、今日の練習の事だった。
「今日の先輩、怖かったぁ」
「自分らが悪いのに、
ありゃ完全に、八つ当たりだね」
友理は少し、ぴっこをひいていた。
「友理、大丈夫?」
「うん、大丈夫」
「帰ったら、もう一度、
冷やした方が、いいですわよ」
「ヒドいよね。当てといて、
知らんぷりだもんね」
「上手いプレーヤーは、肘と膝に
気を付けなきゃと、言われてますわよ」
「あれ、練習じゃなく、
試合でやればいいじゃん」
「だよね。ナツ先輩、試合になると、
少し、逃げるんだよね」
「でも、あのぐらい攻めてくれると、
いい練習には、なるよね」
「うん。次は、
当てられんようにするわ」

