佐紀が、コールド・スプレーを持って、
飛んできた。
「大丈夫?、どこ?」
「うん。ここ」
友理は、当った所を指した。
コールド・スプレーをかけていると、
「ほらぁ、次、早くしな」
中から、千夏の声がした。
「あっ、はい」
そう言って、友理が中に入ろうとすると、
友理の前に、華子が立った。
「すみませーん」
そう言って、華子が、中に入って行った。
佐紀は、友理を隅に引っ張って行った。
後ろでは
「ボーっと、してるんじゃないよ」
という声が聞こえた。
「すみません」
という、華子の声も、聞こえてきた。
佐紀は、もう一度スプレーをかけながら
「ちょっと、
休んだ方がいいんじゃない?」
と言ったが
「ううん、大丈夫。ありがとう」
そう言って、また、練習に入って行った。

