部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


2年生が、ランニングから帰って来た。

麻紀や千夏は、明らかに、
不機嫌そうな顔をしていた。



練習が始まると、麻紀たちは、
その不満を、1年生に、ぶつけて来た。



スクウェア・パスでは、
強いボールが飛んできた。

受け損ねると、


  「ほらぁ、ちゃんとキャッチしなよ」


上手くキャッチできずに、パスがそれると


  「どこに、パスしてるんだよ」


と、容赦ない言葉が、飛んできた。



1対1では、ファウルすれすれに、
突っ込んできた。

千夏は、少し出るのが遅れた友理の足に、
つまずいて転ぶと、


  「ちょっと、ちゃんと守りなよ」


と言って、友理を睨んだ。


  「すみません」


友理は謝ったが、友理の太ももには、
千夏の膝が入っていた。

友理は、ぴっこをひきながら、サイドに出る

屈伸運動をしていると、華子が横に来た。


  「大丈夫ですの?」


  「うん。ちょっと、膝が入って」


  「冷やした方が、いいですわよ」


  「いや、大丈夫。
   ウチが、悪いんやから」


友理は、顔をしかめながら、そう言った。