1年生は、少し離れた所で、
2年生のやりとりを、聞いていた。
佐紀は、明美の言う事が、正しいと思った。
最後はスタミナで負けたことを、
2年生は、わかってないのかなと思った。
千夏「じゃあ、1年生は、走ってきな」
明美「えっ、そんな事……」
千夏「それまで、私ら、自己練してるから」
どうしても麻紀たちは、
走りたくないようだった。
なかなか、練習が始まらないので、佐紀が、
佐紀「アケさん、私たち、走って来ます」
明美「あっ、じゃあ、私も…」
佐紀「アケさんは、自己練してください。
コースは、わかってますから」
ここで明美が、1年生の方に来ると、
余計に、話がこじれそうな気がした。
千夏「そう、そう、1年生は、
走ってれば、いいんだよ」
その言い方に、華子はカチンときたが、
顔には、出さなかった。
華子「じゃあ、走りに行きましょうか」
佐紀「うん、行こっ」
佐紀達は、体育館を出て行った。

