佐紀たちが下に降りて行くと、
もう、コーチの話が始まっていた。
2年生は叱られたらしく、
神妙な顔で、下を向いていた。
「みんな、明日に備えて、今日の疲れを
取っておけ。
明日が、最後だ。
絶対、勝つんだからな」
「はいっ」
弥生は、疲れたように、近くの椅子に、
腰を下ろした。
佐紀たちは、弥生の所へ行き、
「弥生さん、おめでとうございます。
いよいよ、決勝ですね」
「おめでとうは、まだ早いわよ。
それは明日に、とっておいて」
「はい、そうですね」
「みんな、応援、ありがとうね。
みんなの声にパワーもらってるから。
明日も、頼むわよ」
「はいっ、もう、必死で、応援します」
佐紀は、ガッツ・ポーズをした。
「ヨッシ」
すると、梨沙たちも、
「ヨッシ」
弥生は、そんな佐紀たちを、
微笑みながら、見ていた。
「あなたたち、本当に、仲がいいのね」
「そりゃあもう、仲間ですから」
佐紀は、再び、ガッツ・ポーズをした。
「ヨッシ」
すると、梨沙たちも、
「ヨッシ」
笑顔になる弥生。

