部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


佐紀たちが下に降りて行くと、
もう、コーチの話が始まっていた。

2年生は叱られたらしく、
神妙な顔で、下を向いていた。


  「みんな、明日に備えて、今日の疲れを
   取っておけ。
   明日が、最後だ。

   絶対、勝つんだからな」


  「はいっ」


弥生は、疲れたように、近くの椅子に、
腰を下ろした。

佐紀たちは、弥生の所へ行き、


  「弥生さん、おめでとうございます。
   いよいよ、決勝ですね」


  「おめでとうは、まだ早いわよ。
   それは明日に、とっておいて」


  「はい、そうですね」


  「みんな、応援、ありがとうね。

   みんなの声にパワーもらってるから。
   明日も、頼むわよ」


  「はいっ、もう、必死で、応援します」


佐紀は、ガッツ・ポーズをした。


  「ヨッシ」


すると、梨沙たちも、


  「ヨッシ」


弥生は、そんな佐紀たちを、
微笑みながら、見ていた。


  「あなたたち、本当に、仲がいいのね」


  「そりゃあもう、仲間ですから」


佐紀は、再び、ガッツ・ポーズをした。


  「ヨッシ」


すると、梨沙たちも、


  「ヨッシ」


笑顔になる弥生。