部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


大会2日目。

準々決勝は何とか、勝ち上がる事が出来た

しかしやはり、相手チームは、
弥生への守りを厚くして来た。

そのため、弥生の負担は、増すばかりだった

華子が、その間隙を縫うようにプレイするが
さすがにこのレベルになると、パワーもあり
思うように、得点を決められなかった。


試合後、佐紀たちが、皆の所へ行くと、
コーチが、大きな声で怒っていた。


  「2年!、お前ら、見てたらダメだろ。
   ヤァにディフェンスが2人付いたら
   誰かが、フリーだろうが!。
   それを見逃したらダメだ。

   もっと、裏を取れ!

   フォーメーション通り動いたら、
   それでいいって訳じゃないぞ」


コーチは、かなり怒っている様子だった。


  「お前ら、ヤァに頼り過ぎだ。

   マキ!、もっと攻めろ。

   ハナ!、もっと全体を見ろ。
   ヤァの逆サイドがフリーになってるぞ
   ヤァばっかり探すから見えないんだ」


それからも、叱責は続いたが、
ほとんどは、2年生に対するものだった。



コーチが出て行った後、弥生が、


  「みんな、もっと攻めて。
   ディフェンスは、私が引き付けるから
   流れ込んで来て。

   マキ、あなた、もっと出来るわよ。
   自信を持って。

   ナツも、もっと強気で行こう」


2年生は皆、下を向いていた。

華子は、我関せずといった顔で、
まっすぐ前を向き、皆を見ていた。