弥生は、少し考えて、
「ソノ、あなた、あれでいいわよ。
失敗したら、
3年がフォローするんだから」
「はい、ありがとうございます」
「呼ぶのも、タメでいいのよ」
「いえ、2年生が、呼んでますから、
ちょっと…」
「そうね」
弥生の表情が曇った。
「今日は、勝てたけど、
レベルの高い試合になると、
どうなるかしらね」
少しして、気を取り直して、
「まっ、県大会までの練習で、
直して行かなくちゃね。
ありがとう、大事なことよね」
そう言うと弥生はまた、3年生の所へ
戻って行った。
佐紀「”ありがとう”って言われちゃった」
佐紀は、嬉しくて仕方ない様子だった。
皆は佐紀を無視して、
さっきの呼び方について、話していた。
雅美「呼び捨ては、出来ないよねぇ」
友理「かと言うて、ヤーさんって言うのも
ちょい変やし」
佐紀「友理、イントネーション違うよ」
千奈「まっ、ウチらは、一緒に出来ないから
どっちでも、いいんじゃない?」
佐紀「あぁ、一緒に、プレーしたいなあ」
佐紀一人が、舞い上がっていた。

