部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


華子は、

  「私はバスケに、
   専念させてもらいますから」


  「そう!、それがいいよ」


間髪を入れず、麻紀が口を挟んだ。


  「ソノ。あんた、私と同じ匂いがするよ

   あんたも私と同じ、
   自分を一番に考える人なんだよ」


  「かもしれないですわね。

   相手を思うことに関して、私は、
   佐紀にはかなわないと、思っています

   だから私は、私を高めることによって
   チームに貢献したいと思います」


麻紀は、しみじみと、


  「私たちの事が、あんたたちの、
   いい教訓になったとしたら、これも、
   無駄ではなかったと、思うんだ。

   私たちの経験を生かして、
   いいチームを作ってよね」


明美は、佐紀に、


  「じゃあ、サキ!

   去年、弥生さんから託された、
   県大会優勝の夢。
   私たちは叶えられなかったから、
   今度は、あんたたちに託すよ。

   頑張ってね」


  「みんな、ごめんね。
   そして、ありがとう。

   こんな私たちのために、
   ホントに、ホントに、ありがとう」


麻紀がそう言うと、
3年生は、深々と、頭を下げた。