部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


試合が終わって、2年生は、帰ってしまった。

しかし1年生は、佐紀の提案で、
残りの試合を、観ることになった。



試合を見ながら、雅美が、


  「サキ、応援、ご苦労さん」


友理は、


  「一人で、寂しかったんと、ちゃう?」


と、佐紀を気遣った。


  「そんな事、ないよ。
   ミヤが出て来た時は、ミヤと一緒に
   走ってたもん」


佐紀がそう言うと、千奈も、


  「私も、一緒に走ったよ。
   ミヤ、一杯走るから、疲れちゃった」


  「ハハハ、そんな事、ないでしょ」




  「上から見てると、みんなの癖が、
   よくわかるんだ」


  「癖?」


  「マキさんは、
   45度でボールをもらうと、
   ディフェンスが、どこにいようと、
   エンドへカット・イン

   詰まれば、ポストへパス」


  「アケさんは、パスを受けたら、
   まず、リターン・パスを考える」


  「華子は、キャッチした時足が流れると
   流れた方にフェイクで、カットイン」


と、皆の癖や、傾向を、挙げて行った。