いや、感じだけじゃないと思う・・
現実かも。


「今お前に用ねーから無視したんだよ
俺は」

「あ?意味わかんねぇ。じゃあ、どっ
かいけよっ!!」


二人の会話はなんだか激しくなってい
った。

だけどすごく怖い。



委員長が婚約者だってバレるんじゃない
かって。


早く、この場から離れなきゃっ!!
けど、

少し思うのが遅かったみたいだ。


「愛斗!そろそろ教室に・・」

「俺は恋華の婚約者なんだし、一緒に
居る権利があんだよ?」


だあー!?なんで言うかな。
なんか分かったのは・・・・

KYってことかな。



「はあ?なに言ってんだ?
恋華、こいつ意味わかんねぇことぬかし
てんぞ?」


愛斗は呆れたようにこっちに視線を
むけた。


ウソだったら素直に言ってるけど・・
どうしても事実で。


あたしは、
俯くことしか出来なかった。


そんなあたしの態度で愛斗は本当だって
理解したみたいだ。


「えっ・・相手は遼だったのか?」