愛斗はいきなり方向転換。
男の子の方を見る。
―――・・・。
そして響いた音は・・
人を殴る鈍い音。
もちろん殴ったのは愛斗の方。
「てめぇ・・学習力とかあんの?
言ったろ?」
「あぁ?」
「俺の彼女馬鹿にすんのは許さねぇ
つったよなぁ!!蜜輝まで傷つけや
がってよぉ!!」
ドカッ!!
男の子はすっごくボロボロになって
いく。
「キミ・・愛斗の彼女?」
「はっ、はい・・。愛斗!!
もうやめて?」
「無理でしょ・・愛斗はやめない」
やめない?
そんなことないもん。
やめてくれるよね?
「恋華・・いいのか?」
「蜜輝ちゃんを傷つけたことは許せない
ままだけどね」
「そっか・・お前がいいなら」
そう言ってパッと男の子を掴んでた
手を離す愛斗。
よかった・・
やめてくれた。


