無事、入学式が終わった後は、上級生によるサークル勧誘の嵐だった。

ミコちゃんに訊ねたところ、サークルに参加している暇はない、との事。
実際、家に帰れば仕事が待ち受けるミコちゃんには無理もない。

それでも、イベント盛り上げ系の超巨大サークルがあったので、取り敢えず名前だけ登録。
ミコちゃんも。

『いざとなった時に使えるかもしれない』という安易な発想だったのはナイショ。

実際にはどこか近所で、バイトを始めようと企む私であった。