春は来ないと、彼が言った。



もう、ばか。

わたしのばか。

これ以上嫌われたら、わたし、どうすればいいの。



「は、椛っ!?な、なに泣いて…!また俺がなんかしたか!?こ、怖かったか!?ちょ、な、泣き止めって!どうした?桜のことはほんとごめんな、ま、また明日にでも…」



顔を青褪めて狼狽する恢に驚いた。

その拍子で涙が引っ込む。


…恢がこんなに慌てたところ…初めて見た…よね…?


それに、明日って言った?

まだ明日になってもわたしとの繋がりを持ってくれるの?