それから回した腕に力を込めて、今だけは…と願うように恢の腰に抱きつく。 恢の背中はじんわりと熱かった。 …たぶん、わたしも同じくらい熱い。 「(…………すき、)」 あんなに冷たくされた後なのに。 今日はなんだかいつも以上に不思議で、いつも通り優しくて。 恢がよくわからない。 わたしのこと、まだ友達だと思ってくれてる? まだ、嫌いにはなってない? 心の中で何度も問いかけたけど、もちろん返事はなかった。