「……………こわい」 わたし、絶対、立ち直れないから。 だから。 自分でこの想いを閉じ込めるの。 隣を歩くのも。 買い食いをするのも。 笑い合うのも。 想いを募らせるのも。 全部全部、もうやめよう。 耐え切れなくなった涙が、ポロポロと溢れ出した。 まるでどう足掻いても堰き止めることのできない、恋心のように。