いつまでもそこに残り続けて消えない。 どんなに小さく千切っても、形を変えてそこに在る。 苦しい、 苦しい、 哀しい。 「………はやく、きえてよ」 嗚呼、愛おしい。 「…もう…やめるからっ…」 恢を追いかけるのは、今日で最後にしよう。 だってこれ以上、恢に嫌われたくない。 こんなに行動で示されてるのに、もし、直接言葉にされたら。