午後五時四十分。



……早く着すぎた。



てゆうかヤツはどんな格好でくるつもりなんだろう?



なんて事を十分程考えてるとヤツがやってきた。



「やあ!ミッキー。
待たせたね!」



…………………あれ?



「ん?
どうしたんだい。」



普通の格好だ。
カジュアルだ。



こうして見ると普通の人間だに見える。



「ははは。緊張してるのかい?
ミッキー。」



あとは性格さえなんとかなれば。
……まあ贅沢は言ってられない。



私達はライブ会場へと向かった。

ライブ会場に到着し、
中へと入っていく。



「やっぱ東京は違ちゃうなあ」



いや、どこも一緒なんだろうけど、やけにでかいハコに感じる。



「はあ…のり姉も来たかったやろなあ…」



「『のり姉』って、桜井先生の事かい?」



そーか。
妖精ものり姉と親しいんやったっけ。



「そうそう。
のり姉もこのバンド大好きやねんで!」



私はニコリと笑い、そう言った。



「そうなのかい?
ミッキーと桜井先生は仲良しなんだね!!」



そうだよ、と
笑って言った。



「あ、出てきた。」



ライブがスタートし、
私と妖精…ライブ会場は大いに盛り上がった。