ペテン師の恋

夢見心地の私は、実感が湧かなかった。









これはただの絵本のラスト?









だけど、本当は理解している。









だって、勝手に嬉し涙が溢れてくるんだ。









これは、夢じゃない。
嘘でもないんだ。









私は、朱一の肩に両手を伸ばし、唇を重ねた。









「ずっと、離れないで…」








やっと言えた、プロポーズの返事。朱一は私を思いきり抱きしめてくれた。








「朱美、愛してる」









力強く抱きしめられ、朱一は耳元で囁いた。










「私も、朱一を愛しています」











やっと、本当に二人は心もすべて、一つになれた気がした。









ずっと、一緒にいる。






その願いは、叶いそうで叶わなくて…














ようやく、叶ったんだ