ペテン師の恋

朱一もそれに答えてくれるように、強く抱きしめてくれた。









この瞬間、二年前の温もりをすぐにより戻してくれる。









私は、朱一を部屋へ招き、ソファーへ座った。










こうして朱一が部屋にいる、懐かしいくて、優しい気持ちになれる。








「びっくりしたわよ。突然、宅配が届いたんだから」









「びっくりさせたかったからね、この絵本は、自首する少し前から作っていたんだ。初めてだよ、色をのせて絵を描くんだから」









朱一は、私に送ってくれた絵本を手に取った。









そして、愛しそうに絵本を開く。









私は、隣でそんな朱一を見つめていた。









「この姫、朱美をモデルにして書いたんだ。絵も、性格もね」









悪戯っぽい笑顔を私にむける。