あれから、数時間―――
到着した救急車に、朱一を乗せ、付き添いで私とママは一緒に救急車に乗った。
そして、瑞希はケイに連れられ、警察へ自首しに行った。
店の前に救急車がくるだけでも、大事なのに、その上、警察まできたら、クラブの知名度も高いため、悪い噂が流れたら、営業は難しくなってしまう。
それを避けるために、ケイは脱け殻のような瑞希を車で警察まで送り届けた。
幸い、常連がちらほら残っているだけの店内だったため、なんとか、今夜のことを内密にとママは話をしていた。
私は、ずっと朱一のそばで手を握っていた。
私ができるのは、そばで手を握り、安心させることしかできない。
そんな自分が、無力ですごく情けなかった。

