時々、テレビに出演する朱一は完璧な仮面を被っていた。





初めて会ったときと同じ、心が見えない仮面。






彼の小説もママに借りて、全作読んだ。





アンハッピーエンドだが、不幸な主人公がいろいろな道を隔て、そこで知る、当たり前に感じる些細な幸せの大きさを考えさせられた。






多くの人から支持される理由が理解できた。






辛い経験を隔てた朱一だからこそ、書ける作品だと感じた。








ねぇ、どこいけば貴方と偶然会えるのかな。






街で貴方を見かけたと言う情報は確かに在るのに…






朱一、会いたいよ…