「お前さ、本当は全部覚えてるんだろ?」 「ぜ、全部って……?」 「しらばっくれるなって」 「な、何が?」 「本当に覚えてないのか?」 「……うん」 本当はね、全部覚えてる……。 というか、もう思い出しちゃったよ。 だってあんなに衝撃的なことって……多分、これから先ない気がするから。 流星とキスしちゃうなんて、あたしにとって天と地が入れ替わっちゃうくらいのことだもん!!