「これ、お前の携帯だろ」
「……へっ?」
「さっき落としたから、持ってきてやったんだけど」
携帯……?落とした?
ていうか、小高君の声って、こんなに低かったっけ?
ううん……、そんなはずない。
彼は声変わりしてないんじゃないかってくらいの高い声だったはず。
じゃあ、あたしの前にいるのはどこの誰なの?
恐る恐るまぶたを開けて、目の前の人物に視線を移す。
少しづつクリアになっていく視界。
―――……えっ……?何で?どうしてここに……――?
見上げた先にいるその人物があまりにも意外過ぎて。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…