「いっ、……た!」


『ーーっ!』


二人とも再び頭を打ち、痛みに悶えていると



『………ん?』


「…あれ?瑠偉さんが瑠偉さんの姿をしてます……。」


『沖田さんが沖田さんになってる……。』



よくわからない会話になってしまったが、二人とも元通りになったようだ。



そして……。



―――
――――
――――――



『土方、暇。』


「暇ですねー。」


「………お前らな、俺は忙しいんだよ。」



元通りになった二人は、土方の部屋に行って仕事の邪魔をした。



『ド下手な俳句を作ってる人が忙しいんだと。』


「林……てめぇな。」



『また俳句作れとか言うなよ?私は悪趣味なことはしない主義だ。』



自分の趣味を悪趣味だと言われ、怒ろうとした土方だが、ふと不思議に思った。



(何で林が総司とした話を知ってんだ?)











【END】