×月△日:曇り ――――――――――――――― 今日、巡察の途中で、迷子を発見。 「帰りたいよぉ…っ!」 と、泣いていた。 その後、無事に親御さんは見つかったのだが ……私は、帰りたいのだろうか。未来に。 私が生まれ育った時代に。 ―――帰りたいのだろうか? ……いや、 帰る場所は、一つで充分だ。 みんなが、いるだろう。 帰る場所は、新撰組屯所。 それだけだ。 【END】