好き過ぎて何が悪い。



「爽ちゃんってすごいね」


「ん?なにが??」


「あたしずっと爽ちゃんのことみてた。気づいたら目で追ってたの。爽ちゃんって凄いね」


「なに恥ずかしいこと言っちゃってんの…」


あ、あたしなに言ってんだろ…


「ごめん…」


「いや、別に良いけど。むしろ嬉しいって言うか…」


「え?今なんて…」


「いや!!なんでもない!!あ、できたぜ」


「あ、ありがとう…」


爽ちゃんは、湿布と包帯を巻いてくれたけど
あたしの左手はミイラ状態。


爽ちゃんはやっぱり不器用。