ライラは眉を下げ、また泣きそうになっている。 「おいおい…」 バサッ 「?!」 俺は、ライラに自分が着ていた上着を貸してやった。 「それで拭け。あ、鼻水付けんじゃねーぞ、アホ。じゃな」 俺はそれだけ言って、刀儀達の元へ戻った。 「…ありがと、ケイシ…」 契嗣の上着に顔を埋めながら、ライラは一言だけそう呟いた。