「村長、村長。キガクです」
暫くして奥のほうから、
「………キガクか、入れ」
村長の落ち着いた声が響いてきた。
「はっ。行くぞ、ケイシ」
「あぁ」
俺達は長い廊下を進み、キガクが突き当たりの戸を開けた。
その戸を開けた瞬間、暗闇だった廊下はそこから漏れる光で少し照らされた。
「失礼します」
「あ、お邪魔します…」
「…何用じゃ、キガク」
「はっ。ケイシ」
「え?あ、あぁ…刀儀はどうなった?」
パコンッ
「いってっ……っ!!」
な、殴られた…グーで。しかもキガクに。
「敬語」
「あ…」
「はっはっは。さっき敬語崩れていただろう。構わんよ、ワタシは」
「村長が良いとおっしゃるのなら…我は…何も…」
とか言いながらめっちゃ不服そうなんですけど(汗)


