「多分半分人間っていう…魔人になりきれてないっていうのも、魔力を取られやすい原因なんだ。ここでは重力に身体が引っ張られるだけじゃなく、魔力も引っ張られるから…この村一帯は、身体自体の重力の措置はしてあるけど、魔力の措置はないんだ。誰も魔力が放出しないからね」
「…?なんでしねぇんだ…?」
「それがよく僕らもわからないんだけど…。身体が慣れているからかもしれないね。僕らはここで生まれ育った2世だから」
「2世…?」
俺がわからない顔をしているのを見たキガクが、
「魔界やその他の世界から来た者達が交わり、生まれた子どもということだ」
なるほど…
「つーか…親は…?」
「トウガは母、シイタは父がいる。カイザは親はいないが歳の離れた妹がいる。我は身寄りはいない」


