「キガク…」
体格が良く凛々しい男にそう言われ、トウガとやらは困り顔。
「…トウガ、迷ってる暇ない。…村長のとこ…はやく連れて行こう。…この人、弱ってる…」
俺に負ぶさっている刀儀を見て、白髪の男がそう言った。
「!!…刀儀!!」
返事がない。
俺達は足を速める。
「ていうか、何故お前は平気なんだ」
トウガとかいう奴が、不審そうな顔で尋ねてくる。
「知らねぇよ…」
「…この人も、魔力…出ていってるけど…」
白髪は俺を指差す。
え、マジかよ。
俺今絶賛魔力放出中?
「…すごく…出てる…大丈夫なのが…不思議」
つーか見えんのかよ、魔力!
俺だって凝縮した魔力くらいしか見えねぇのに!!
「カイザが言うんだ、お前…ただ者じゃないな…」
ただ者じゃないって…(汗)
まぁ、そうかもしれねぇけど。


