「わりぃがちょっと、魔力注ぎ込ませてくれ」
変な動きすんなって言われたし、とりあえず言っといたほうがいいだろうと思って言った。
「…?お前、魔法使えるのか」
「当たり前だろ。魔人だぞ」
「??魔人?…お前、魔人にしては匂いが変だな」
「匂い…?」
くんくん自分の服を嗅ぐが、特にこれといった匂いは感じない。
「あぁ、お前…元人間か」
「!…何でわかんだよ…」
匂いでわかるっつーのか?
一応手は動かしながら、奴らの話を聞く。
「俺達は自然とともに生きているからな。様々なことに関して敏感なんだ」
「五感全てが鋭くなっているのだ。我等の民族は」
「それが誇りだよ」
「…誇り高き、戦闘民族…」
4人は口々にこう言った。
へぇ…自然とともに、生きてきた民族か。


